不動産仲介業はサービス業 リピート客ほど有利だが、初めての方でも安心
不動産仲介業はサービス業です。
サービス業の世界には「ご指名」というシステムがあります。夜の飲食業ではよくありますね。お医者さんでも、弁護士の世界でも、「◎◎先生にやってほしい」と指名することがあります。それと同じく、不動産仲介の世界でも「この人を通して買いたい」というご指名システムがあります。そのような、強い信頼関係のもと、特定の買主のために売買のサポートを専属的に行う不動産担当者のことを、バイヤーズ・エージエントといいます。
よくあるのが、インターネットやチラシで気になる物件が見つかったが、出している業者が売主側(=両手取引)で、知らない業者なので信頼できず、担当者もきちんとやってくれるかどうか不安(=新たな信頼関係の構築が面倒くさい。)。どうせ買うなら、信頼出来る業者の信頼出来る(できれば相性の良い)担当者から買いたい、というシチュエーションです。
または、自分が欲しい物件を常に業者の担当者に伝えており、その担当者が売り情報を入手した場合、真っ先に買主に伝えてくれるように、すでに担当者と人間関係(信頼関係)が作られている状況です。(これは、一度取引実績があった場合の「買いリピーター」に該当します。)
実際に、大日不動産の可児社長ご指名で、買主側の売買仲介を2度以上担当させて頂いたことが、過去に数回もありました。先代の可児勝美も、たくさんのリピート買い客がいましたし、昨年まで弊社で売買営業を担当していた酒井英治も、たくさんのリピート買い客を抱え、「バイヤーズ・エージエント」の一人として、数多くの取引を行ってきた経歴があります。また、店長の多比良は、不動産投資家とのつながりが深く、築古戸建ての情報を入手した場合、広告を出す前に、真っ先に既存のリピーター(多比良ご指名の買い客)に紹介して、早期に成約に至る場合が多いです。
リピーターの場合は、すでに担当者との信頼関係が構築されており、それゆえに、水面下情報を真っ先に提供してもらえる可能性がとても高いので、本当に条件の良い物件があった場合(しかも、資金のメドもすでに立っているので、すぐに購入できる状態)、かなりの高確率で物件を手に入れることができます。そもそも、不動産業界は、そのような水面下取引が多数存在するのが実情でもあります。
相性の良い建築業者や、士業関係者すでに取引のある投資家などに関しては元々ご指名が多いのですが、弊社では、初めての方でも、安心してご指名を頂ける体制を整えています。但し、資金的にある程度メドがたっていること(自己資金をすぐに用意できる、銀行の事前審査がすでに通っている、銀行の融資枠がすでに◎◎万円ある)、きちんと約束が守れる方であるなど、信用があることが不可欠です。もちろん、担当者との相性も大切です。
ちなみに、不動産仲介は、経済的利益だけでなく、お客様の感情にも深くかかわる世界です。ただ、不動産を買って終わり、ということでは全くなく「経済的に少しでも得をしたい」という目的に加え、「心に残る取引をしたい」「安心して取引に関わりたい」というのが買主様の本心だと思います。それでなくても、仲介手数料は高額です。コンプライアンスを守り、お客様との約束を守ることは当然のことですが、同じ仲介料を払うなら、いかに自分にとって心地よく、安心できる相手から買うことができるかというのは、不動産仲介の世界ではとても重要ではないかと考えています。
<バイヤーズ・エージエント(買主専属担当者)を利用するメリット>
一.全く知らない業者ではなく、信頼できる業者の担当者から買うことで、安心感が得られる。
一.水面下(非公開)情報をいち早く入手できる可能性が高い。
一.難しい交渉やお願い事も、柔軟に対応してもらえる可能性が高い。
<過去の事例1>
医療関係者、Dさんからのご指名。東京の大学に子供が進学するので、アパートの家賃を払うくらいなら、資産として住宅を買いたい。インターネットで◎◎不動産が情報を出しているが、その業者はもちろん、担当者もどんな人なのか分からない。可児さんなら信頼できるので、買主側として中に入ってほしい。
⇒ その物件を調べたところ、レインズ(宅建業法で定められた業者間の情報ネットワーク)に登録されている物件だったので、業者分かれ方式(=共同仲介:売主側と買主側それぞれに不動産業者が入る方式)はOKとの回答。
⇒ 買主からは厳しい値交渉が入ったが、大日不動産からは、売主が値下げに応じて頂けるもっともな理由(建築基準法に不適合、修繕箇所が多い等)を文書で明快に説明し、1週間後に承諾して頂いた。その後、契約決済と無事完了。
<過去の事例2>
某工務店の社長、Tさんからのご指名。元々、地元の異業種交流会の仲間だったが、家を建てるお客様Nさんにピッタリの土地をTさんが見つけた。但し、他の不動産業者が仲介で取り扱っている土地で、工務店のTさんもNさんもその業者に全く面識がない。そこで、Tさんから「もし分かれ(=共同仲介)が可能な物件なら、可児さんがNさん(家を建てる人=土地の買主)の買主側仲介に入ってよ。」と言われ、値交渉から契約書作成から、しっかりお世話をさせて頂いた。
⇒元々、大日不動産(可児)とNさんも面識がなかったが、ご紹介(Tさんご指名)ということに加え、私のブログを読んでいただき、経験や人柄を知って頂いたこともあり、スムーズに取引が進んだ。
⇒引渡し後、さらにTさんから、親族の不動産売却について新たなご相談を頂いた。
バイヤーズ・エージェント 特徴とメリット
1 物件探しは弊社のみならず買主自身も行い、欲しい物件が出てきたら、大日不動産を通して売主側と交渉を行う。
2 「プロ(買主側業者)対プロ(売主側業者)の交渉」となるため、話がスムーズにまとまりやすい。
3 物件調査は、売主側業者+買主側業者のダブルチェック体制となるので、さらに安心な取引となる。
4 仲介手数料の支払時期は決済時。登記+引渡しを見届けてからのお支払い。大日不動産は完全成功報酬方式です。
バイヤーズ・エージェント 取引の流れ
- ◎ 買主自身が、インターネットやチラシ等で物件を見つける
◎大日不動産も、買主のニーズに沿った物件を入手して、水面下で情報提供する。 - 買主様ご自身で、スマホやパソコン、チラシなどで、他社の気に入った物件を見つけます。
大日不動産も、日ごろから独自売り物件(=直物件)の仕入れと、他社の売物件の情報収集に努めます。
- 買主自身で物件を見つけた場合、大日不動産の担当者(ご指名)まで連絡する
⇒ 売主側業者に問い合わせ - 「買主側仲介業者」という立場で、気に入った物件がまだあるかどうかの確認をします。また、買主に代わって、物件に関する不明点をプロの視点で質問し、明快にお伝えさせて頂きます。
(注)このご指名サービスは、売主側業者が「共同仲介(=分かれ)でOKですよ!」と快諾して頂く事が条件となります。売出し開始直後の物件や、レインズ(業者間の情報流通システム)に登録されていない物件は、OKがもらえない場合があります。また、共同仲介を敬遠する業者もあります。その時は、直接売主側業者と話して頂くようお繋ぎします。(参考までに、専属専任または専任媒介契約が締結された物件は、レインズに登録する義務があり、共同仲介を積極的に行うべき、という建前はあります…)共同仲介が不可の場合でも、買主がその後の立合い等を大日不動産の担当者に希望する場合は、ご負担がなるべく少ない形での報酬体系で対応させて頂きます。
- 現地案内~申し込み~商談~契約成立
- 現地案内も立ち会います。申込に進んだ場合、買主様の立場から、売主側業者と思い切って交渉を進めます。プロ対素人の交渉ではなく、「プロ対プロ」の交渉ですので、効率よく話が進みます。
- 重要事項説明書+売買契約書の事前チェック
- 契約日当日に意外な事実を知らされたり、契約後にトラブルが発生したなどといった事態は、決してあってはなりません。売主側業者が主導する取引は、買主よりも売主の立場を最も尊重している場合があり、調査にも甘さがある可能性があります。事前に買主側も万全の調査を行い、原稿もチェックして、安心して売買契約に立ち会えるようにサポートいたします。
- 売買契約時の立合い(手付金支払い)
- 買主側業者として、責任をもって立合いをさせて頂きます。この時、「一般媒介契約書(購入者用)」を買主と締結し、仲介手数料の取り決めや支払時期を明確にします。 ・
- 決済時の立合い(登記+残代金支払い+引渡し)
- 買主側業者として、責任をもって立合いをさせて頂きます。
- 仲介手数料お支払い~アフターフォロー
- 決済時の諸費用支払い時に、仲介手数料も併せてお支払いいただきます。その後のフォローについても
責任をもって対応させて頂きます。
お気軽にお問い合わせください。058-247-1666営業時間 8:30-18:00(土曜日は8:30-17:00)水日祝は不定休
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